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2025.02.25
「頭髪全体のボリュームが減ってきた…」
「頭皮が透けて見えるようになった…」
「髪の毛が細くハリやコシがなくなってきた気がする…」
このような症状がみられる場合は、びまん性脱毛症を発症している可能性があります。
びまん性脱毛症は、髪の毛全体がまばらに抜け落ちていき、全体的にボリュームダウンするのが特徴です。
男性のAGAの症状とは違って特定の箇所が薄くなるわけではないため、発見が遅れやすい傾向にあります。
ここからは、びまん性脱毛症の特徴や原因、予防法や治療法について詳しく解説します。
びまん性脱毛症は女性に多い脱毛症ですが、男性でも発症することがあり、自然治癒することはありません。
気になる症状がある人は、早めにクリニックを受診して、適切な治療を受けることをおすすめします。
目次
びまん性脱毛症とは、頭部全体に広がる脱毛症で、症状が進行すると髪全体のボリュームが少なくなります。
男性にみられるAGAは前頭部や頭頂部といった特定の箇所が薄毛になります。
一方、びまん性脱毛症はまばらに髪の毛が抜け落ちていき、全体に薄毛が広がるため、症状に気付きにくく、治療が遅れることもあります。
以下の症状に該当する項目があれば、びまん性脱毛症の可能性があります。
気になる症状があれば、早めに医療機関を受診して医師の診察を受けましょう。
参考サイト : びまん性脱毛症とは?症状や対策・改善方法について医師が解説します。
びまん性脱毛症は、ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れが大きく影響しています。
女性は月経や妊娠、出産を経て、ホルモンバランスが大きく変化するため、びまん性脱毛を発症しやすい傾向にあります。
ただし男性でもびまん性脱毛を発症することはあります。AGAのように特定の箇所が薄毛になるわけではないため、見落とさないように注意が必要です。
ホルモンバランスや自律神経の乱れ以外に、内臓系や消化器系のトラブルでびまん性脱毛症を引き起こす可能性があります。
髪の毛の成長に欠かせないタンパク質などの栄養素が十分に吸収されず、びまん性脱毛になるケースも。
頭皮への血流不足にも注意が必要です。栄養は血液によって頭皮や毛髪に届けられるため、栄養が足りていても血流が悪ければ髪が栄養不足に陥ります。
びまん性脱毛症の主な原因は女性ホルモンの著しい減少です。
ホルモンバランスの乱れによるびまん性脱毛症はFAGA(女性男性型脱毛症)とも呼ばれ、閉経が近い40代後半以降の女性に多くみられる症状です。
女性ホルモンが減少する際に、前頭部や頭頂部を中心に頭部全体に薄毛が広がっていきます。
びまん性脱毛症は、ホルモンバランスや生活習慣の乱れ、過度なストレスやダイエットなど、複数の原因が絡み合って発症することが多いです。
男性のAGAのように部分的に薄毛が進行するのではなく、加齢によって徐々に抜け毛が増え、頭皮全体がボリュームダウンするのが特徴です。
びまん性脱毛症の主な原因は以下のとおりです。
びまん性脱毛症の主な原因は加齢による女性ホルモンの乱れです。閉経が近づき更年期になる頃には女性ホルモンが急激に減少します。
髪の毛が細くなりハリやコシがなくなるのは、女性ホルモンが減少するためです。若い頃に比べて髪質が変化したと感じる人も多いでしょう。これは女性ホルモンのエストロゲンが大きく影響しています。
エストロゲンには髪の成長を促すほか、髪の成長期を長く保つ働きがあります。40代半ばから後半にかけてエストロゲンの分泌量が減少すると、髪の成長期が短くなります。
休止期が長くなると髪が十分に成長しないため、抜けやすい髪質へと変化していきます。
女性の場合、男性ホルモンより女性ホルモンが優位になりますが、体質や遺伝によって抜け毛の原因となる男性ホルモンのDHTが多く作られることがあります。
DHTはTGF-βという脱毛因子を生成するため、びまん性脱毛症以外の薄毛を引き起こす原因にもなります。DHTが原因の女性の薄毛をFAGA(女性男性型脱毛症)といいます。
現代社会において、仕事や家事、子育て、人間関係などストレスを抱える人も多いでしょう。過度なストレスも薄毛の原因になるため注意が必要です。
ストレスを受けると自律神経が乱れ、緊張や興奮を司る交感神経が優位になります。交感神経が優位に働きすぎると血流が悪くなり、髪に必要な栄養が届かなくなります。結果として髪へのダメージも大きくなり、抜け毛や薄毛につながります。
栄養バランスの悪い食事や睡眠不足、運動不足、喫煙など、生活習慣の乱れが薄毛の原因になることもあります。
生活習慣の乱れは頭皮環境の悪化や血行不良を招き、髪質の変化に大きく影響します。髪が細くハリやコシがなくなったり、抜け毛が増える原因になるため、規則正しい生活を送りましょう。
頭皮への負担も薄毛の原因になります。
頭皮のダメージにつながる以下の行為は避けるようにしましょう。
これらの行為によって頭皮環境が悪化し、フケやかゆみが生じることもあるため注意してください。
基本的に洗髪は1日1回、低刺激のアミノ酸系シャンプーの使用をおすすめします。
過度なダイエットによる薄毛は、若い女性の間に増えてきています。
食事量を極端に減らすなど、過度なダイエットによる栄養不足で抜け毛を引き起こすことも。栄養不足になると、生きるうえで影響の少ない髪への栄養の供給が不十分になります。つまり栄養不足によるダメージを真っ先に受けるのが髪の毛です。
偏食による栄養不足も薄毛の原因になります。髪の成長に欠かせないタンパク質やビタミンが不足すると、必要な栄養素や酸素が毛根まで届かず薄毛を招きます。
参考サイト : 女性のびまん性脱毛症
びまん性脱毛症は頭髪全体が薄くなるのが大きな特徴です。徐々にまばらに毛が抜け落ちていくため、発見が遅れることがあります。
びまん性脱毛症の初期症状は以下のとおりです。
これらに当てはまる項目があれば、ひまん性脱毛症を発症している可能性があります。全体的に髪がボリュームダウンするため、ヘアスタイルがうまくいかないと感じることも。
また、髪の本数が減るだけではなく、髪の毛そのものが細くなりハリやコシがなくなってきます。抜け毛が増えたり、細くて弱々しい髪の毛が生えてくる場合も注意が必要です。
びまん性脱毛症の発症を防ぐためには、生活習慣の見直しが大切です。ホルモンバランスや頭皮環境を整えることが抜け毛予防や薄毛改善につながります。
ここからは、びまん性脱毛症の対策や予防方法について詳しく解説します。
健やかな髪を育てるためにも、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。髪の成長に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルを中心に、バランスよく栄養を補うことが大切です。肉や魚、野菜、果物、きのこなど、さまざまな食材を取り入れるようにしましょう。
普段の食事だけで十分な栄養を摂取できない場合は、サプリメントで補うのもおすすめです。
過度な飲酒は亜鉛不足を引き起こす可能性があります。アルコールが肝臓で代謝される際に消費される亜鉛は、髪の成長に欠かせない栄養素です。
また、タバコに含まれるニコチンは血流を悪化させるため、びまん性脱毛症の原因になります。
習慣になった飲酒や喫煙を急に止めるのは難しいかもしれません。必要であればアルコール依存症外来や禁煙外来を利用して対策することをおすすめします。
良質かつ十分な睡眠は薄毛対策に必要不可欠です。
睡眠不足は女性ホルモンを減少させる原因のひとつです。質の高い睡眠でホルモンバランスを整えることが抜け毛予防につながります。
入眠から3時間は育毛をサポートする成長ホルモンの分泌が盛んになります。睡眠の質を高めるには、就寝の1時間前に入浴するなど、リラックスできる時間を作ると効果的です。寝る前のスマホやパソコン、アルコールやコーヒーなどの嗜好品は、眠りを妨げるため控えるようにしましょう。
誤ったヘアケアは頭皮環境の悪化につながり、抜け毛や薄毛を招く可能性があります。正しくヘアケアすることが、びまん性脱毛症の予防や対策につながります。
洗浄力の強いシャンプーは、頭皮に必要な油分まで洗い流してしまう可能性があります。刺激の少ないアミノ酸系の洗浄成分を含むシャンプーを使用することで、頭皮のダメージを最小限に抑えることができます。
カラーリングやパーマの液も頭皮に刺激が強く負担がかかるため、頻回な施術は控えましょう。
ストレスも抜け毛や薄毛に悪影響を及ぼします。
適度な運動はストレス発散に効果的です。
ウォーキングやジョギング、ヨガなど軽い運動を取り入れるのがおすすめ。ストレスを溜め込まないためにも、リラックスできる時間や空間を作るように心がけましょう。
びまん性脱毛症の治療法として、生活習慣の改善やセルフケアと併せて、クリニックで治療を受けることがもっとも有効です。
クリニックでは内服薬や外用薬による投薬治療のほか、注入治療を受けることができます。
びまん性脱毛症の治療薬としてもっとも主流なのが内服薬のパントガールです。
パントガールは世界で初めて薄毛治療の効果が認められた治療薬で、抜け毛予防のほか髪の成長に欠かせない栄養素が豊富に配合されています。
その他に、ミノキシジル内服薬やスピロノラクトンが処方されることも。ミノキシジルは血流を促し、毛母細胞の細胞分裂を活発にすることで高い発毛効果が期待できます。
スピロノラクトンには男性ホルモンを抑制する作用があり、ホルモンバランスを整えることでヘアサイクルが正常化され、抜け毛を防ぎます。
びまん性脱毛症の治療で処方される外用薬はミノキシジルです。ミノキシジルには血管を拡張し、血流を促す作用があり、頭皮に直接塗布することで抜け毛予防や発毛促進の効果が期待できます。
内服薬より副作用のリスクが少ないのが特徴。日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨される治療法で、内服薬との併用も可能です。
びまん性脱毛症には、育毛や発毛に効果のある成分を含む薬液を頭皮に注入する治療もおすすめです。
注入治療には育毛メソセラピーやHARG療法があります。育毛メソセラピーはミノキシジルなどの有効成分を配合した薬液を用いる治療で、クリニックによって配合される成分の種類や量が異なります。
一方、HARG療法はヒト由来の脂肪幹細胞から抽出した成長因子を含むHARGカクテルを用いる治療法です。
HARGカクテルの成分は一律で定められており、クリニックによる違いはありません。
参考 : 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
びまん性脱毛症は保険適用外の自由診療となり、治療費は全額自己負担する必要があります。
クリニックによって料金は異なりますが、内服薬や外用薬を用いた投薬治療にかかる費用の相場は月額5,000円~15,000円となります。
オリジナル治療薬やサプリを併用するほか、注入治療を選ぶと更に治療費が高額になることもあります。
その他に、治療前に血液検査の費用がかかることも。オンライン診療を利用する場合は、治療薬の配送料がかかるクリニックもあります。
計画的に治療を進めるためにも、あらかじめ治療費の総額について確認しておきましょう。
【Q】びまん性脱毛症は完治する?
【A】びまん性脱毛症の原因がホルモンバランスの乱れなら、治療を止めると再び薄毛が進行する可能性が高いでしょう。
効果が出たタイミングで減薬することはできるため、自己判断ではなく医師に相談しながら治療を続けましょう。
【Q】びまん性脱毛症は男性でも発症する?
【A】びまん性脱毛症は女性に多いですが、男性でも発症します。
びまん性脱毛症は髪の毛が全体的にまばらに抜けてボリュームダウンするのが特徴です。一方、AGAは前頭部や頭頂部の髪の毛が薄くなります。男性の場合はAGAと判別しにくいことが多いです。
びまん性脱毛症には、生え際の後退や頭頂部が透けて見えるなど特徴がないため、薄毛の進行に気付かないケースもあります。不安な場合は早めにクリニックを受診して、医師に相談しましょう。
【Q】女性の薄毛治療はどれくらいで効果が出る?
【A】女性の薄毛治療で効果が出るまでの期間には個人差がありますが、早くても3ヶ月。一般的には6ヶ月から1年ほどで効果を実感できる人が多いです。
男性のAGA治療と同じく即効性があるものではないため、根気よく治療を続ける必要があります。
【Q】女性の薄毛治療は保険適用される?
【A】女性の薄毛治療は保険適用外の自由診療となります。
男性のAGAと同じく命に影響する病気の治療ではないため保険は適用されず、治療費は全額自己負担となります。
【Q】びまん性脱毛症とAGAの違いは?
【A】AGAは前頭部や頭頂部の髪が薄くなる特徴がありますが、びまん性脱毛症は髪が全体的にボリュームダウンするため、薄毛の進行に気付きにくい傾向にあります。
びまん性脱毛症は、髪の毛が全体的にまばらに抜け落ちるのが特徴です。
【Q】びまん性脱毛症と壮年性脱毛症の違いは?
【A】びまん性脱毛症と壮年性脱毛症の違いは薄毛が発症する箇所です。
びまん性脱毛症は髪の毛が全体的にボリュームダウンするのが特徴です。一方、壮年性脱毛症は頭頂部や前頭部を中心に薄毛が発症します。
びまん性脱毛症は女性に多くみられる脱毛症ですが、壮年性脱毛症は男女ともに発症する可能性があります。いずれもモルモンバランスや自律神経の乱れ、ストレスなどが原因となります。
【Q】びまん性脱毛症の前兆はどんな感じ?
【A】びまん性脱毛症の前兆として、以下のような症状があります。
これらの初期症状があれば、びまん性脱毛症を発症している可能性が高いといえます。
【Q】10代~20代の若年層の女性でもびまん性脱毛症になることはある?
10代~20代の若い女性でも、びまん性脱毛症になることはあります。
びまん性脱毛症はホルモンバランスの変化だけではなく、生活習慣の乱れや過度なストレスが原因で発症することがあります。
抜け毛を予防するためにも栄養バランスに優れた食事や良質な睡眠を心がけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。