
AVEDAカラーが叶える!白髪染めしながらパサつき改善☆
年齢とともに白髪が気になり、毎月の白髪染めが欠かせない方も多いのではないでしょう[...]
2025.02.25
白髪を抜くと増えるという噂がありますが、これは科学的根拠のない迷信です。抜いた毛穴から再び生えてくる白髪がくせ毛になりやすいため、目立って増えたように見えるだけという説もあります。
ここからは白髪が増える原因や、増えたときの対策にについて詳しく解説します。また、白髪とうまく付き合っていく方法についても紹介しているため、白髪にお悩みの人はぜひ参考にしてください。
目次
「白髪を抜くと増える」といわれますが、実は科学的根拠のない迷信です。白髪が気になる時期は、白髪が増えるタイミングでもあるため、そのような噂が広まったのでしょう。
また、抜いた毛穴から生えてくる白髪はくせ毛になるため、直毛より目立って増えたように見えるだけという説もあります。活動期の髪の毛を無理に抜くと毛根が傷つき変形し、そこから毛根から生えてくる白髪はくせ毛になるというメカニズムです。
白髪を抜いても黒髪が生えてくることはなく、再び生えてくるのは白髪です。白髪が気になる年齢になると薄毛の悩みも出てきます。白髪を抜くと髪全体のボリュームが減り、更に薄毛の悩みが深刻化する可能性もあるため、白髪を抜くという行為は控えましょう。
白髪を抜くと頭皮や毛根にダメージを与え、黒髪のもとになるメラニン色素の生成を妨げる可能性があります。また、ヘアサイクルの乱れにより、抜いた毛穴から髪が生えてこなくなることも。
ここからは、白髪を抜くデメリットについて詳しく解説します。
・頭皮や毛根へダメージを与える
白髪になる原因は、毛根の奥にあるメラノサイトと呼ばれる色素細胞が正常に機能せず、黒髪のもとになるメラニン色素が作られなくなることです。
白髪を抜くと頭皮や毛根へダメージを与えてしまいます。1つの毛穴から2~3本の髪の毛が生えているため、抜いた白髪以外の髪の毛にも負担がかかります。
白髪を1度抜いただけで周りの髪の毛がいきなり白髪になることはありませんが、白髪を抜く行為を続けると、毛根の奥にあるメラノサイトが働かなくなることも考えられます。その結果、白髪が増えてしまう可能性もあります。
・ヘアサイクルが乱れる
髪の毛にはヘアサイクルがあり、3~6年で成長期を遂げて抜け落ちていきます。その後、約3ヶ月の休止期を経て、新しい髪の毛の成長が始まります。ヘアサイクルによって1日50~70本程度の髪が抜けるのは自然な現象です。
一方で、白髪を無理に抜き続けるとヘアサイクルが乱れ、抜いた毛穴から髪が生えてこなくなる可能性も。白髪は生え際や分け目など目立ちやすい箇所に生えるため、抜く行為を続けると髪の毛が薄くなったり、ボリュームダウンする可能性があります。
・次に生える白髪がくせ毛になる
白髪を抜くと毛根や毛穴がダメージを受け、次に生えてくる白髪がくせ毛になる傾向にあり、余計に目立ちやすくなります。
白髪に限らず毛根や毛穴にダメージを与えると、もともと直毛の髪質でも、うねりが生じる原因となります。特に白髪がくせ毛になって生えてくると目立つ存在になってしまいます。
また、白髪と同じ毛穴から2~3本の髪が生えているため、白髪を抜くと他の髪の毛にもダメージを与えてしまいます。髪質を維持するためにも無理に白髪を抜くのは止めましょう。
白髪はメラノサイトと呼ばれる色素細胞が正常に機能せず、黒髪のもとになるメラニン色素が生成されないことが原因で発生します。
ただし詳しいメカニズムは解明されておらず、白髪を黒髪に戻す特効薬もありません。
ここからは白髪の原因について詳しく解説します。
・加齢
加齢によってメラノサイトの機能が低下し、髪を黒くするメラニン色素の生成が少なくなることで白髪が発生します。
女性は年齢とともに女性ホルモンが減り、髪の成長や色素に関わる細胞の働きが低下する傾向にあります。
・遺伝
両親や祖父母が若白髪の場合、髪質が遺伝して子どもも若白髪になることがあります。
・栄養不足
髪の成長に必要な栄養が不足していると白髪が増えることがあります。
無理なダイエットで白髪が増えるのは、栄養不足が原因として考えられます。
・血行不良
髪の成長に必要な栄養は血液を通して毛母細胞に送られるため、血行不良になると十分な栄養が届けられず白髪を招いてしまうことも。
まずは人間が生きていくうえで必要な臓器に優先して栄養が届けられるため、血行不良になると髪の毛は後回しになってしまいます。
・ストレス
ストレスを受けると血管が収縮し、血流が悪くなります。血行不良になると毛母細胞まで栄養が送られず、白髪を誘発する可能性があります。
また、ストレスで交感神経が優位になると皮脂の分泌量が増え、頭皮の毛穴を詰まらせる原因になります。
毛穴が詰まるとメラノサイトの働きが抑制され白髪を招くことも。更に、毛穴の詰まりはフケやかゆみにもつながるため、ストレスを溜め込まないように注意しましょう。
・自己免疫によるもの
自己免疫に関わる円形脱毛症などの疾患が原因で白髪になることもあります。
実際に円形脱毛した箇所から、白髪がまとまって生えてくる事例もあります。
白髪を抜くのがNGとなれば、どのように対策すればいいのでしょうか。もっとも手軽にできるのがハサミで根元からカットすることです。その他に、部分染めやカラートリートメントを使用する方法もあります。
ここからは、白髪が増えたときの対策を紹介します。
・ハサミで根元からカットする
増えた白髪対策としてもっとも手軽なのがハサミで根元からカットする方法です。眉毛用のハサミなら小型で刃先も細く、白髪をピンポイントでカットしやすいでしょう。
髪の毛をカットする用のハサミは大きく、白髪だけをカットするには不向きです。また、切れ味のよいハサミは頭皮を傷つけてしまうリスクもあります。
ハサミで根元からカットするのは簡単にできる対処法ですが、生えてくる途中の白髪が目立ちやすいデメリットもあります。また、カットした分髪がボリュームダウンするため、白髪の本数が多い人には不向きです。
・白髪染めする
白髪が増えて目立つようになると、白髪染めによる対策がおすすめです。白髪染めにはさまざまな種類があり、それぞれメリットやデメリットがあります。
【ヘアカラー】
ヘアカラーは白髪が多くてもしっかり染まります。カラーバリエーションが豊富で、髪色を自由に変えられるメリットがあります。
一方、頭皮に刺激のある成分が含まれているものもあり、かぶれなどの肌トラブルが生じることも。また、キューティクルを開いて染めるため、髪の栄養が流れ出て傷みやすくなるデメリットがあります。
【ヘアマニキュア】
ヘアカラーより頭皮や髪に優しいのがヘアマニュアです。
ただし、明るく染めることができず、ヘアカラーに比べて色持ちが悪いデメリットがあります。
【カラートリートメント】
ヘアカラーに比べて頭皮への負担が少ないため、敏感肌の人でも使えます。
ただし、一度に染まるわけではなく、繰り返し使用する必要があり、色が長持ちしないデメリットがあります。
【ヘナ】
ヘナは化学染料を使用しない天然のヘアカラーで、髪のダメージが気になる人やアレルギー体質の人におすすめです。
髪のケラチンタンパクに絡まることで白髪を染めるため、頭皮や髪を傷める心配はありません。また、髪本来のハリやコシ、ツヤをそのまま維持できるのもポイント。
頭皮に負担がかからないため、頻繁に染め直すこともできます。
一方、カラーバリエーションが乏しく、黒やダークブラウン、オレンジにしか染めることができません。また、天然の原料を使用するため、仕上がりにムラが出ることも。パーマがかかりにくくなるデメリットもあります。
・ブラッシング
血行不良が原因で白髪ができることもあります。
ブラッシングで頭皮の血流を高めることも白髪対策に有効です。ブラッシング前に頭皮用の美容液を使用すると、より効率よく血流を促すことができるでしょう。
・保湿する
頭皮が乾燥すると皮膚が硬くなり、血流が悪くなります。血行不良になると髪の成長に必要な栄養が届かなくなります。
頭皮の乾燥が直接白髪の原因になることはありませんが、少なからず影響を及ぼします。健康な頭皮は潤いや弾力があり、柔らかい状態です。
白髪を予防するためにも、頭皮用のエッセンスを使用して十分に保湿しましょう。
・紫外線を防ぐ
紫外線を浴びた頭皮には活性酸素が発生し、メラノサイトが老化します。また、強いエネルギーをもつ紫外線B波はDNAを傷つけることも。
メラノサイトが老化し、DNAが傷つけられることで、白髪ができる確率が高まります。
頭皮の紫外線対策として、帽子や日傘が有効です。また、分け目や頭頂部など紫外線に触れやすい箇所には日焼け止めを使用しましょう。
・上質な睡眠をとる
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、健康な頭皮や髪の育成に欠かせません。
成長ホルモンの分泌は入眠から3時間後がピークです。ゴールデンタイムと呼ばれるこの時間帯に質の高い睡眠をとることで、頭皮に良質な栄養を届けることができます。
十分な睡眠時間を確保し、体全体の健康を維持することが髪にも良い影響を与えます。
・食生活の改善
日々の食生活も白髪に影響するため、栄養バランスの整った食事を心がけることが大切です。
髪やメラニンを生成するのはタンパク質です。タンパク質を構成するアミノ酸は体内で合成できないため、食べ物から摂り入れる必要があります。
黒髪のもとになるアミノ酸のチロシンは、納豆など大豆製品に豊富に含まれています。
タンパク質を摂取したあとの代謝に欠かせないのがミネラルやビタミンです。特に亜鉛やビタミンB6は食事だけでは不足しがちな栄養素なので、サプリメントで補うとよいでしょう。
・適度な運動を取り入れる
血行促進のためにも適度な運動を取り入れることをおすすめします。
年齢とともに減少する女性ホルモンのエストロゲンは、筋トレによって活性化されます。40代以降の女性の白髪対策には筋トレが有効です。
就寝前のストレッチやヨガもリラックス効果があり、眠りに就きやすく上質な睡眠につながるでしょう。
・ストレス発散
ストレスを受けて交感神経が優位な状態が続くと、白髪になる可能性があります。
現代社会において仕事や人間関係など、さまざまなストレスにさらされている人も多いでしょう。ストレスを溜め込まないように、趣味を楽しむなど、日頃からストレス発散の場を設けるようにしましょう。
セルフケアで自然に白髪を染めたい人にはカラートリートメントがおすすめです。美容室で白髪染めするものの、1ヶ月も経てば白髪が気になり始めるという人にも適しています。
洗髪時にトリートメントのような感覚で使用できるうえに、頭皮や髪へのダメージもなく自然に白髪を染めることができます。
ただし、洗髪の度に色落ちするため、週に2~3回を目安に繰り返し使用する必要があります。
また、カラートリートメントで髪色を明るくすることはできませんが、髪を1本ずつコーティングするように染めるため、ハリやツヤ、コシのある美しい髪を維持できます。
個人差はありますが、白髪は年齢とともに増えていきます。白髪を染める方法以外に、白髪を活かしたヘアスタイルを楽しむという選択肢もあります。
・グレイヘアを楽しむ
最近では、グレイヘアを楽しむ考えもあります。
グレイヘアとは白髪を染めず、白髪交じりの髪色を活かしたヘアスタイルです。グレイヘアは自然でエレガントな雰囲気になるのが特徴で、50代~60代の女性を中心に支持されています。
また、白髪にヘアカラーでハイライトを入れるヘアスタイルも人気です。筋状に明るい色を入れることでオシャレな仕上がりになるでしょう。
・ウィッグを使用する
白髪染めに抵抗がある人に人気なのがウィッグです。
最近では、薄毛を隠すためだけではなく、オシャレの一環として使えるフルウィッグも販売されています。白髪が気になるけど染めるほどではないという人にもおすすめです。
【Q.】白髪が気になるけど白髪染めした方がいい?
白髪が気になるからといって、必ずしも白髪染めする必要はありません。
白髪は隠す時代から活かす時代に変化しています。ハイライトで白髪をぼかしたり、白髪を活用したデザインを提案してくれる美容室も増えています。
【Q.】若白髪の人ははげない?
若白髪の人ははげないという噂がありますが、これには医学的根拠はありません。
若白髪があっても薄毛になることはあります。また、薄毛になると白髪が増えるという因果関係もありません。
ただし、白髪と薄毛には血行不良という共通の原因があり、若白髪の人は薄毛のリスクが高いともいえます。
【Q.】白髪は伸びるのが早い?
白髪は伸びるのが早いという説がありますが、実証されていません。
ただし、白髪の研究において黒髪より伸びるのが早く、強度が高くハリがあり、直径も太いという結果が報告されています。目立つため成長が早く感じられるのかもしれません。
【Q.】白髪になるのは何歳くらいから?
加齢による白髪は35歳前後から始まります。染めるほどではない白髪の対処法に悩む人も多いでしょう。
30代後半から40代にかけては白髪だけではなく、髪が細くコシがなくなる等のヘアトラブルも生じるため注意が必要です。
遺伝が原因なら10代~20代でも白髪になる可能性があります。また、進学や新社会人になるタイミングなど、環境が変化する年代はストレスを抱えやすく、白髪が発生しやすくなります。
偏った食生活や睡眠不足など、生活習慣の乱れも白髪の原因になるため注意が必要です。
【Q.】白髪を黒髪に回復させることはできる?
白髪を黒髪に回復させることは可能です。
髪を色づけるメラニン色素が作られなくなることで白髪が発生します。一度白髪になった場合でも、メラニン色素が作られなくなる原因を排除することで、黒髪に戻すことができます。
白髪染めは人工的に髪を黒く染めるだけで根本的な解決にはなりません。メラニン色素を生成できるように、生活習慣を改善し身体の内側からケアすることが大切です。
【Q.】わかめを食べると髪が黒くなる?
わかめを食べたからといって髪が黒くなることはありません。
わかめを食べると髪が黒くなる・髪が増えるといった伝説がありますが、わかめを食べただけでは髪の状態が変化することはありません。また、白髪を予防するという科学的根拠もありません。
ただし、わかめをはじめとする海藻類は、現代人の食生活で不足しがちなミネラルを豊富に含んでいます。そのため、髪の健康を維持するためにも積極的に摂取したい食材です。
【Q.】ストレスを受けると一晩で白髪になる?
ストレスを受けたからといって黒髪が一晩で白髪になることはありません。
フランス革命によって処刑を宣告されたフランス王妃のマリー・アントワネットが、恐怖によるストレスから、一晩で白髪になったという逸話があります。
これはあくまで伝説であって、現実として一晩で黒髪が白髪になることはあり得ません。
白髪が発生する仕組みとして、メラノサイトやそのもとになる色素幹細胞の働きの衰えで、色素がつかないまま生えてきます。そのため、黒髪が瞬時に白くなることは理論的にも考えられません。