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2025.02.25
毎日シャンプーしているのに頭皮の臭いが気になるという人も少なくないでしょう。
頭皮が臭う場合、何らかの原因で頭皮環境が悪化している可能性があります。適切なケアや生活習慣の見直しで頭皮トラブルが改善されれば、臭いを根本から絶つことができるでしょう。
ここからは頭皮の臭いの原因や具体的な対策法について詳しく解説します。正しいヘアケアで健やかな頭皮を維持しましょう。
目次
過度なシャンプーや洗浄力の強いシャンプーの使用は、皮脂の過剰分泌につながり、頭皮の臭いの原因になります。また、食事や睡眠など生活習慣の乱れも頭皮環境の悪化を招くため注意が必要です。
ここからは、頭皮の臭いの原因について詳しく解説します。
・洗浄力の強いシャンプーの使用
頭皮のベタつきが気になり、洗浄力や脱脂力の強いシャンプーを使用すると頭皮が乾燥し、潤いを取り戻すために皮脂が過剰分泌するという悪循環に陥ります。
頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーや、スカルプケア用のシャンプーがおすすめです。
・過度なシャンプー
1日2回以上のシャンプーは頭皮を乾燥させる原因になります。
シャンプーは1日1回を基本に、手のひらでしっかり泡立てて使いましょう。シャンプーの原液が頭皮につくと、必要な皮脂までも洗い流してしまいます。
・すすぎ残し
シャンプーの後は、十分に洗い流すことが大切です。
すすぎが不十分だと頭皮に残ったシャンプーの成分が原因で頭皮トラブルが起こったり、雑菌が繁殖することもあり、結果として不快な臭いにつながります。
生え際や耳の後ろはすすぎ残しが多いため、特に念入りにすすぐようにしましょう。
・湿った頭皮
生乾きの頭皮は菌の温床になるため、洗髪後は髪の毛だけではなく、頭皮までしっかりドライヤーで乾かしましょう。
ただし熱風は頭皮へのダメージとなるため、適温で手早く乾かすことが大切です。短髪でも自然乾燥に任せるのではなく、頭皮に水分が残らないように必ずドライヤーを使用してください。
・食生活
脂っこい食事や外食中心の食生活、食べ過ぎや飲み過ぎも頭皮のターンオーバーを遅らせる原因になります。
揚げ物を好んで食べていると皮脂が過剰分泌され、頭皮の臭いのもとになります。日頃の食事ではタンパク質やビタミン、ミネラルを中心に、さまざまな食材をバランスよく摂取することが大切です。
・睡眠
睡眠も頭皮の状態に大きく影響します。
頭皮や毛髪を健康に保つ成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が減り、血行不良やストレスを招き頭皮環境が悪化します。
・頭皮トラブル
脂漏性皮膚炎による頭皮トラブルが臭いの原因になることもあります。
脂漏性皮膚炎は皮脂の過剰分泌により、皮膚に常在するカビの一種「マセラチア菌」が増殖し、赤みやかゆみ、黄色っぽいフケの症状が出ます。
脂漏性皮膚炎は自然治癒しないため、皮膚科を受診して治療する必要があります。
・ストレス
ストレスを受けると男性ホルモンの量が増えます。男性ホルモンは皮脂の分泌に大きく影響するため、ストレスによって皮脂の分泌量が増え、頭皮が臭いやすくなります。
現代社会において、ストレスを完全に防ぐことは難しいといえます。日々の生活の中で適度な運動を取り入れたり、趣味を楽しむ時間を作るなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
・加齢
40代以降になると皮脂の中に「パルミトオレイン酸」という脂肪酸が増えます。「パルミトオレイン酸」が酸化すると「ノネナール」という加齢臭のもとになる物質が作られます。
「パルミトオレイン酸」は女性でも分泌され、酸化すると独特な臭いを放ちます。
自分で頭皮の臭いをチェックする方法で一番手軽なのは、起床時の枕の臭いを嗅ぐことです。夜お風呂に入り洗髪した状態で寝ると、枕に付いた頭皮自体の臭いを確認しやすいでしょう。
ここからは、自分でできる頭皮の臭いの確認方法を紹介します。
・枕の臭いを嗅ぐ
頭皮のセルフチェックで一番手軽な方法は、起床時の枕の臭いを嗅ぐことです。
夜お風呂に入りシャンプーすると、日中の髪の毛や頭皮の汗や汚れが落ちた状態になり、頭皮そのものの臭いを確認しやすいでしょう。
・頭皮を指で擦って嗅ぐ
頭皮を指で擦って嗅ぐことで頭皮の臭いを確認できます。
一日の皮脂汚れが蓄積された入浴前にチェックしてみましょう。多少の臭いがするのは普通ですが、酸味のあるツンとした臭いや、古い油のような臭いがある場合は、頭皮ケアを取り入れた方がよいでしょう。
・後ろからドライヤーの風を当てる
髪を乾かすときのドライヤーの風で頭皮の臭いを確認できます。
ドライヤーを後頭部から当て、風が顔に向かうようにすると頭皮の臭いを確認しやすいでしょう。冷風より温風の方が臭いを感じやすいため、温風で乾かしましょう。
頭皮の臭いが気になる場合は、シャンプーが頭皮に合っていない可能性があります。頭皮環境を整えるには、低刺激で頭皮への負担が少ないシャンプーが適しています。
洗浄力の強いシャンプーは逆効果になるため注意が必要です。
ここからは、頭皮の臭いケアの具体的な対策について紹介します。
・シャンプーを見直す
シャンプーが頭皮に合わない場合や、その日の体調によって刺激になることがあります。
頭皮の臭いが気になるため、洗浄力の強いシャンプーを選ぶ人もいますが、これは逆効果になります。頭皮環境を整えるためには、低刺激で頭皮への負担が少ないシャンプーを選ぶことが大切です。
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分が含まれているシャンプーなら洗浄力もマイルドで、頭皮の潤いを残したまま、余分な皮脂を取り除けるでしょう。
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分には以下のようなものがあります。
・保湿する
頭皮が乾燥し、潤いがなくなると皮脂が過剰分泌します。その場合は保湿成分が含まれたシャンプーを使用するのがおすすめです。
スキンケア用品にも含まれているヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド、グリセリンなどが代表的な保湿成分です。
その他に、ホホバオイル・ツバキオイルなどの天然オイルや、ケラチン・シルクなど、ダメージを補修する成分が配合されたシャンプーにも注目。頭皮と併せて髪の毛もケアできるでしょう。
・消臭効果のある成分入りのシャンプーを使う
香りの強いシャンプーを使用すると、かえって頭皮の臭いが強く感じられる場合もあります。
シャンプーの香りで臭いを防ぐのではなく、炭やカキタンニン(柿渋)、チャ葉エキスなど、消臭効果のある成分が含まれたシャンプーを選ぶのがおすすめ。また、メントールが含まれているシャンプーなら頭皮の不快感が軽減されるでしょう。
・医薬部外品を使用する
医薬部外品のシャンプーなら殺菌・抗菌・消炎など、頭皮トラブルの改善に効果のある成分が含まれています。
薬用と書かれたシャンプーで、イソプロピルメチルフェノール・ミコナゾール硝酸塩・サリチル酸・グリチルリチン酸2Kが含まれているものを選びましょう。
・洗髪方法を見直す
頭皮環境の乱れは正しい洗髪方法でも改善できます。
入浴前にブラッシングし、髪や頭皮の汚れを落としましょう。シャンプーの前に予洗いし、手のひらで泡立てたシャンプーで頭皮を洗い、同じくらいの時間をかけてすすいでください。
洗髪後はタオルドライして、ドライヤーで十分に乾かしましょう。
シャンプーしながら頭皮マッサージするのも有効です。指の腹を使って頭皮を包み込むように圧をかけ、頭頂部に向かって全体をほぐしていきます。
また、シャンプーブラシを使用する頭皮ケアもおすすめ。毛穴の汚れをキレイに落とせるほか、血流を促す効果も期待できます。
・生活習慣を見直す
栄養バランスのよい食事や上質な睡眠など、生活習慣の見直しも大切です。
適度な運動やリフレッシュできる時間を作るなど、ストレスを溜め込まないことも重要。頭皮環境を整えるためにも、規則正しい生活を心がけましょう。
頭皮の臭い対策として、セルフケア以外にグッズやサプリメントを使用するのもおすすめです。
ここからは、頭皮の臭い対策におすすめのアイテムを紹介します。
・頭皮用クレンザー
頭皮の臭い対策には頭皮用クレンザーがおすすめ。毛根や毛穴の汚れを取り除くことで、頭皮の臭いやフケ・かゆみなど、気になる症状が改善されます。
保湿成分が含まれているアイテムなら、髪への負担もなく毎日使用できるでしょう。
・サプリメント
加齢による頭皮の臭いが気になる場合はサプリメントも有効です。
臭い対策には消臭成分の柿渋エキスのほか、腸内環境を改善する乳酸菌・植物発酵エキスが含まれているサプリメントがおすすめです。
柿渋エキスには抗酸化作用のあるカキタンニンと呼ばれるポリフェノールが含まれており、腸内で発生する臭いのもとを抑える働きがあります。
頭皮の臭いだけではなく、口臭や便の臭い対策としても効果が期待できます。
・ヘアパフューム
ヘアパフューム(ヘアフレグランス)を使用することで、気になる臭いをカバーできます。
ヘアパフュームの香りだけに頼るのではなく、生活習慣の改善や正しく洗髪するなど、根本的なセルフケアとの併用がおすすめです。
頭皮の臭いが気になり始めたら、AGAを発症している可能性があります。
AGAの主な原因はジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる強力な男性ホルモンです。その他に、頭皮環境の悪化や加齢、生活習慣の乱れなど、さまざまな要因が重なることで薄毛を発症します。
頭皮環境が乱れると臭いが気になり始めます。
そのためAGAの前触れの可能性も。前髪の生え際が後退したり、頭頂部が透けて見えるなど、薄毛の症状が気になる場合は早めにクリニックを受診しましょう。
AGAは自然治癒することはなく、放置すると進行するため、適切な治療を受ける必要があります。
【Q.】湯シャンは頭皮の臭いの原因になる?
シャンプーを使用せず、お湯だけで髪を洗う湯シャンは、髪に付着した皮脂が残り、臭いの原因になることがあります。
湯シャンはシャンプーによる頭皮の刺激を軽減し、洗い過ぎを防ぐメリットがあります。
ただし、皮脂の分泌量が多い脂性肌の人やスタイリング剤を使用する人は、お湯だけで皮脂汚れやスタイリング剤を洗い流すのは難しいでしょう。
洗髪ではシャンプーを使用し、頭皮の乾燥が気になる場合のみ湯シャンにするなど、状況に応じて使い分けるようにしましょう。
【Q.】頭皮の臭いに年代や性別は関係ある?
頭皮の臭いは性別に関係なく男女ともに起こります。男性は女性に比べて皮脂の分泌量が3倍と多いため、臭いが出やすいといえます。
女性は年齢とともに皮脂の分泌量が減りますが、ホルモンバランスの乱れにより分泌量が増え、頭皮の臭いが出ることもあります。
また、10~20代の成長期はホルモンバランスが乱れやすく、皮脂の過剰分泌が起こりやすくなります。
40~50代になると、頭皮の常在菌が汗に含まれる乳酸を分解した「ジアルセチル」というミドル脂臭を放つ物質が出やすくなります。
また、男女ともに加齢により頭皮の臭いが出やすいといえるでしょう。
【Q.】何をしても頭皮の臭いが治まらない場合は病院へ行くべき?
何をしても頭皮の臭いが治まらない場合は病気が潜んでいる可能性もあるため、医療機関を受診しましょう。
また、頭皮の臭いのほか、抜け毛や薄毛の進行が気になる場合は薄毛治療を専門とするAGAクリニックを受診することをおすすめします。
症状に合った治療を受けることで、セルフケアより効率よく症状が改善されるでしょう。
【Q.】頭皮がすっぱい臭いがするのはなぜ?
頭皮がツンとするようなすっぱい臭いがするのはノネナールの影響です。ノネナールとは、頭皮の常在菌が角栓や皮脂を分解する際に発生するガスのことです。
角栓や皮脂が多いほどノネナールの発生量も多くなり、頭皮からきつい臭いを放ちます。
【Q.】10~20代の女性の頭皮の臭いの原因は?
10~20代の女性の頭皮の臭いの原因の多くは、シャンプーやリンスの洗い残しです。すすぎが不十分だと、シャンプーやリンスの成分と酸化した頭皮の皮脂が混ざり合い、臭いを発生させます。
10~20代の若い女性は皮脂分泌が盛んで、臭いが発生しやすくなります。頭皮にフケやかゆみがある場合は注意が必要です。
【Q.】頭皮が納豆臭くなるのはなぜ?
頭皮が納豆臭くなるのは「ジアセチル」という菌の増殖が原因です。
ジアセチルは頭皮の常在菌の一種「ブドウ球菌」が、汗に含まれる乳酸を分解することで発生します。頭皮の皮脂と混ざり合うと悪臭を放ち、空気中に広がるため、周りの人に不快感を与えることもあります。
頭皮が納豆臭くなるのを防ぐために、使用しているシャンプーの見直しや正しく洗髪することを心がけましょう。
【Q.】頭皮が硬いと臭いの原因になる?
頭皮が硬いと臭いを発生しやすくなります。
頭皮が硬く弾力がないといった代謝の悪さは臭いの原因になります。代謝が悪いと頭皮のリンパの流れが滞り、老廃物がスムーズに排出されず、皮脂や汗などの臭いに影響を及ぼします。
シャンプーやブラッシング、食生活の見直しで、臭いの原因となる代謝の悪さを改善しましょう。
【Q.】頭皮の臭いが気になる場合は何科を受診するべき?
セルフケアを心がけても頭皮の臭いが改善されない場合や、フケやかゆみを伴う場合は、皮膚科を受診しましょう。
頭皮の臭いは目に見えるものではないため、受診するかどうかの判断が難しいかもしれません。少しでも気になる症状があれば、医師に診断してもらいましょう。